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月別アーカイブ: 2024年11月

関本建設のよもやま話~除雪作業~

皆さんこんにちは!

株式会社関本建設、更新担当の中西です。

いよいよ寒くなってきましたが、皆さん元気に過ごされていますか?

風邪をひかないよう、防寒対策を徹底していきましょう!

 

 

さて、今日は

関本建設のよもやま話~除雪作業~

ということで、今回は、除雪作業の歴史について深掘りし、その発展の背景や現代における課題について解説します♪

 

除雪作業は、雪国に住む人々の生活を守るための重要な作業であり、その歴史は雪との闘いそのものです。

原始的な手作業から始まり、近代的な機械除雪へと進化する過程には、技術の発展と地域の工夫が反映されています。

 


1. 古代から中世:手作業による除雪

雪国の知恵としての除雪

除雪の始まりは、雪深い地域における人々の知恵にあります。

 

  • 原始的な道具の使用
    古代の雪国では、木の板や枝を使って道を確保する作業が行われていました。雪を押しのけたり掘り返したりするための単純な道具が用いられました。

 

  • 集団作業の重要性
    除雪は個人ではなく、村や地域全体で行うものでした。特に豪雪地帯では、住民が協力して道路や家屋周辺を除雪する「雪かき」が生活の一部となっていました。

 

雪と建築の工夫

雪国の家屋は、除雪の手間を減らすために工夫されていました。

 

  • 高床式住居
    建物を地面から持ち上げることで、大量の積雪にも対応できるように設計されていました。

 

  • 雪下ろし
    家の屋根に積もった雪を定期的に下ろす作業が行われ、これが除雪作業の一環となりました。

 


2. 近世:公共道路の除雪の始まり

 

除雪の必要性の高まり

江戸時代になると、街道の整備が進み、交通の確保が重要視されるようになりました。

 

  • 人力による街道除雪
    冬季も街道が利用できるよう、雪を掘る作業が行われました。この作業は、主に旅人や商人が道を進むために必要でした。

 

  • 雪国の祭りと除雪
    地域によっては、雪祭りや雪灯籠といったイベントが除雪と結びついて発展しました。これらは雪国の暮らしに彩りを与える一方で、地域住民が雪と共生する方法を象徴しています。

 


3. 産業革命と機械除雪の始まり

 

機械化の初期段階

19世紀後半になると、産業革命により除雪にも機械が導入されるようになりました。

 

  • 除雪車の発明
    1860年代、カナダで鉄道のためのロータリー除雪車が発明されました。巨大なブレードが回転して雪を吹き飛ばす仕組みで、鉄道の運行を確保するために使用されました。

 

  • 馬そり式の除雪
    馬に引かせる大型のスノープラウ(雪かき道具)が登場し、道路の除雪に使用されるようになりました。

 

鉄道の発展と除雪

19世紀末、鉄道網が発達すると、豪雪地帯では鉄道の除雪が重要な課題となりました。

ロータリー式除雪機が鉄道輸送を支え、冬季の物流を確保する手段として重宝されました。

 


4. 現代:モーター化と高度な除雪技術

 

自動車交通と除雪

20世紀に入り、自動車が普及すると、道路除雪のニーズが飛躍的に高まりました。

 

  • モーター除雪車の登場
    1920年代にエンジンを搭載した除雪車が開発され、都市部の道路除雪が効率化されました。特に北米やヨーロッパの都市で普及が進みました。

 

  • 日本の除雪技術の進化
    日本では、戦後の経済復興とともに道路網の整備が進み、ロータリー除雪車やプラウ式除雪車が導入されました。

 

空港や鉄道の除雪

空港や鉄道網の発展に伴い、滑走路や鉄路の除雪技術も高度化しました。

 

  • 滑走路の除雪
    ジェット機の運行を支えるため、広範囲の滑走路を短時間で除雪する大型車両が開発されました。

 

  • 鉄道の「雪対策」車両
    新幹線や特急列車などには、車両そのものに除雪機能を備えたものが登場し、鉄道網の安定運行を支えています。

 


5. 現代の除雪:技術と課題

 

スマート除雪の時代

テクノロジーの進化により、現代の除雪はより効率的でスマートなものへと変化しています。

 

  • GPSとIoTを活用した除雪
    除雪車がGPSやセンサーを活用して、効率的に作業を行うシステムが導入されています。これにより、無駄のない作業が可能になりました。

 

  • ドローンやAIの活用
    ドローンによる積雪量の測定や、AIを用いた除雪作業の最適化が研究されています。

 

持続可能な除雪

環境意識の高まりとともに、除雪作業の持続可能性が求められています。

 

  • エコ除雪
    化石燃料に頼らない電動除雪機やバイオ燃料を使用した車両の導入が進んでいます。

 

  • 融雪技術の進化
    地熱や廃熱を利用した融雪設備が設置され、道路や歩道の積雪を自動で処理する取り組みが行われています。

 

地域社会の協力

現代でも、地域住民の協力が重要な役割を果たしています。高齢化が進む中で、若い世代の参加やボランティア活動が重要視されています。

 


まとめ:雪との共生を支える除雪の進化

除雪作業の歴史は、人々が雪と向き合い、共生してきた歩みそのものです。

手作業から始まり、機械化、そしてスマート技術の活用へと進化した除雪技術は、雪国の暮らしを支え、地域の安全と経済活動を確保するための重要な役割を果たしています。

しかし、高齢化社会や気候変動の影響により、除雪を取り巻く課題は複雑化しています。

これからの除雪作業は、技術の進化だけでなく、地域社会の協力や環境配慮を含む多角的な視点で進化していく必要があるでしょう。

 

弊社では除雪作業における業務なども請け負っております

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第2回建設業雑学講座

皆さんこんにちは!

株式会社関本建設、更新担当の中西です。

いよいよ寒くなってきましたが、皆さん元気に過ごされていますか?

風邪をひかないよう、防寒対策を徹底していきましょう!

 

 

さて、今回は!

第2回建設業雑学講座!

テーマは、世にも奇妙な? 建設業界の七不思議 です。

 

なぜ現場の職人さんは「怖い」と思われがち?

建設業界の現場と聞くと、「強面の人たちが集まっていて、大きな声で怒鳴られそう…」というイメージを持たれる方も多いかもしれません。でも実は、これにはちゃんと理由があるんです!

 

 

“ワイルド”な服装の理由

一般企業ではスーツやオフィスカジュアルが定番ですが、現場の職人さんは使い込んだ作業着を着ています。これは、動きやすさや安全性を重視しているからで、見た目以上に実用性があるんです。
また、肉体労働が多いので、自然とがっしりとした体つきの方が多くなり、“ワイルド”な印象が生まれるんですね。

声が大きいのにはワケがある!

現場内では重機の音が鳴り響き、普通の声では聞こえないこともしばしば。そのため、自然と声を張らないといけない場面が多いんです。「威圧しているわけではない」のでご安心くださいね!

集中力が命を守る仕事

建設業は常に集中力が必要な仕事。少しでも気が緩むと、事故や怪我につながることもあります。そのため、厳しい言葉や注意をすることもありますが、これも全て安全を守るための重要な役割なんです。

厳しさの裏にある思いやり

「叱る」という行為には、職人さんたちの深い思いやりが隠れています。例えば、私も小さい頃、大人に大声で叱られてびっくりしたことがありましたが、今思うとそれも私たちを守るためだったんですね。

ある現場のエピソード

ある現場では、いつも大きな声で注意を促している◯◯さんがいます。少し怖そうに見える彼ですが、実は休憩時間になるとみんなにお菓子を配ってくれるという、意外と親しみやすい一面も。こういう裏話を知ると、少しホッとしますよね!

 

 

建設業界の怖そうな見た目や雰囲気には、実は理にかなった理由があるんです。現場系=怖いというイメージを少しでも解消できたら嬉しいです。

少しでも興味が湧いた方、これをきっかけに建設業に一歩近づいてみませんか?

 

 

以上、建設業界の七不思議でした!

次回の第3回建設業雑学講座もお楽しみに!